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歯を削らないホワイトスポット治療[アイコン]

こんにちは!

皆さんの中で、歯の白い模様が気になる!というお悩みの方はいらっしゃいませんか?

今回は当院で行なっている、歯の白い模様を削らずに改善できる「アイコン(ホワイトスポット治療)」 についてご紹介します!

上の写真にある歯の表面の白い模様のようなものをホワイトスポットといいます。

 

ホワイトスポットができる原因としては主に「初期虫歯」と「エナメル質形成不全(生まれつき歯に白濁があったタイプ)」の2つが考えられます。後者の場合、フッ素塗布などの再石灰化による治療は期待できません。

 

アイコンは、歯を削ることなく、歯に薬剤をしみこませるだけで、その日のうちにホワイトスポットを改善させることができます。

さらに、歯のエナメル質からミネラルが溶け出すのを防いでくれるので、歯を補強してくれる効果もあります!

 

アイコンをする前にホワイトニングをすると、アイコンのお薬の効果が得られやすくなり、そのほかの歯も白くキレイにすることができるので、併用をオススメしています!(^^)/

 

ホームホワイトニングは、一度マウスピースを作ればお家でホワイトニングをすることができるので、気になった時に何度でもすることができます!

 

こちらが、処置前の治療になります。

より白くしたいというご希望により、この方はホワイトニング後、アイコンを行いました。

 

ホワイトニング後の写真です。全体的に白くなりました。

こちらがアイコン後の写真になります。

どこにあったかわからないくらいキレイになっています。

 

メリット

・歯をほとんど削らない

・最短1回の治療でおわる

・痛みがない

 

デメリット

・虫歯があると適応出来ない場合がある

・経年的に変色する恐れがある

・アイコンで治療した歯はホワイトニングの効果が得られない

(アイコンを施術してからホワイトニングをするとホワイトスポットの部位は白くなりません。従って、ホワイトニングを希望する場合には、まずホワイトニングをしてからアイコンを行うことが必要です。)

・完治が困難なケースがある

 

費用

自由診療:一回¥33、000~(税込)

隣接の歯を二本同時にする場合は二本目が¥22,000~(税込)になります。

 


  Before                 After

 

最近、マスクを外すことが多くなってか、“前歯の見た目を良くしたい”と、アイコンを希望される患者様が多く来院されています。

アイコンには適応する歯とそうではない場合がありますので
気になる方は、当院のスタッフまでお気軽にお尋ねください^^

二次カリエスって聞いたことありますか?【ダイレクトボンディング】

こんにちは!

 

皆さんは、“二次カリエス”という言葉は聞いたことがありますか?

 

二次カリエスとは、一度治療した歯が虫歯になってしまう虫歯の再発のことです。

 

歯医者で治療が行われる70%近くがこの二次カリエスの治療です。

皆さんのお口の中に、銀歯を入れて4〜5年経ったものがある場合は、むし歯が再発している可能性があるため一度検査をされてみてください!

 

では、この二次カリエスを予防するにはどうしたらいいのでしょう?

 

  • 歯医者さんで歯磨きのチェックをする

歯と詰め物の間には段差があるため、そこに歯垢(プラーク)が溜まると二次カリエスになります。磨き残しを確認し歯科衛生士による歯磨き指導を受けて磨き残しを減らしましょう(^^♪

 

  • 虫歯になりにくい治療法を選択する

保険治療で使われる銀歯やプラスチックはプラークが付きやすく二次カリエスになりやすいため、セラミックやゴールドのプラークのつきにくい材料を選ぶと虫歯の予防ができます!

 

セラミックやゴールドは高くて、、と悩まれる方も多いのではないでしょうか。

 

今回はそう言った方にオススメの“ダイレクトボンディング”という治療をご紹介します。

 

ダイレクトボンディングとは、多種類の色調のレジンという材料をお口の中で直接歯に盛り足していき、天然歯のような美しい自然な色や形を再現する修復治療です。

ただ白い歯に修復するだけの治療ではありません。

精度の高い上質な材料を用いて、丁寧かつ緻密な治療を施すことで長期にわたり安定した状態を維持することを目指します。

従来の型取りが必要な治療は、最低でも二回は来院いただきますが、ダイレクトボンディングでは一回の治療(一時間から一時間半ほど)で修復ができるため、型取りが苦手な方でも取り組みやすい治療法です。

こちらが治療前のお写真です。黒く虫歯になっているのがわかります。

中で虫歯が広がっていたので取り除きました。

治療が終わり完成したのがこちらです。

 

右側はセラミックの材料で詰め物をしたものになります。

どこを治療したかわからないくらい綺麗な仕上がりになっています!✨

 

メリット

・審美的に美しい仕上がりになる

・被せ物と比べ歯を削る量が少なく、歯に優しい

・1回の治療で終わり来院回数が減る

・セラミックと比べるとコストを抑えられる

 

デメリット

・コンポジットレジンは素材がプラスチックのため、長期の使用により多少の変色や艶の消失がみられる

・強度や耐久性に限界があるため、大きな範囲の治療には適応できない場合がある

・強い力がかかった場合、かけることがある

 

費用

自由診療:一歯27500~38500円

 

ダイレクトボンディングには適応する歯とそうではない場合があります。
治療をご検討の方は、当院のスタッフまでお気軽にお尋ねください^^

骨が足りずインプラント治療を断られた方へ【インプラントソケットリフト】

 

皆さんの中に「インプラントしたいのに骨の厚さが不十分で断られた」とお悩みの方はいますか?

そのような方の場合でもインプラントを可能にする一つの方法として「ソケットリフト」という手術方法があります。

 

ソケットリフトとは?

上顎の奥歯の直上部分には「上顎洞」と呼ばれる空洞が存在しています。

インプラントをするには十分な骨量が必要ですが、この上顎洞の近くでは、十分な骨が存在しない場合があります。そんな時に役立つのが「ソケットリフト法」という手術方法です。

 

流れ

 

つまり、上顎洞を覆う粘膜を押し上げてスペースを作り、インプラントを埋入するための骨の高さを増やすための治療法です。

こちらはインプラントの手術と同時に、追加の手術として行われる場合が多いです。(何時間もかかる大きな手術ではありません)

 


 

 

症例紹介

こちらの患者様は左上の奥歯が割れており、残すことが困難と判断し、抜歯しました。

インプラント手術をした直後のレントゲンがこちらです。

そして約三か月後の状態がこちらです。

周りに骨ができているのがわかると思います。

人工骨は一切使っていません。

このようにソケットリフトはインプラントをすることが難しいといわれた方でもインプラントを可能にできるかもしれません。

 


 

Before

After

メリット

・外科処置範囲を最小限に抑えて骨の厚みを造ることが可能

・痛みや腫れ、術後の出血のリスクが低い

・治療期間が短い

デメリット

・対応範囲が狭い

・保険がきかないため高額

 

料金

インプラント代+50,000円(税抜)

 

 

詳しくはお口の中を見てからの判断になりますので、お気軽にご相談くださいませ!(^^)!

詳しくはこちら↓

https://miyatsu-dc.com/information/implant/

神経のない歯を削らずに白く【ウォーキングブリーチ】

皆さんウォーキングブリーチって聞いたことがありますか?

 

神経を抜いた歯は時間とともに変色して黒ずんだ歯になってしまう場合があります。

また前歯の場合だと、変色が目立ってしまいます。

 

こういった神経のない歯を白くする方法の一つに「ウォーキングブリーチ」という方法があります。

 

これは、神経が死んでしまった歯に対しては通常のホワイトニングではあまり効果がない場合が多く、神経のない歯に対して歯の内部から行うウォーキングブリーチ法を行えば歯を白くすることが可能となります。

 

このような方にオススメ!

・歯を削らずに変色した失活歯(神経を取った歯)を白くしたい方

・歯ぐきの黒ずみ(変色歯が原因の場合)を改善したい方

ウォーキングブリーチってなに?

歯の神経を取った後の変色してしまった歯の中に歯を白くする薬剤を入れ、歯の色を改善する方法です。

歯の中にホワイトニング剤(過酸化水素と過ホウ酸ナトリウムを混ぜた薬剤が用いられます)を入れ、蓋をして、

数週間薬剤の交換を行い、周りの歯の色と馴染んだ段階で蓋を取り中の薬剤を除去して、最終的な詰め物をします。

症例紹介

〈主訴〉

右上の1番2番の変色が気になる。

〈治療期間〉

約一ヶ月間

 

Before

After

料金

1本(3回):22,000円(税込)

 

メリット

・歯を削る量が少なくて済む

・痛みがない

・被せ物にするよりも安価

デメリット

・後戻りをすることがある

・どこまで白くなるかやってみないとわからない

・お薬をいれたあと痛みが出る場合が稀にある(漂白剤の化学反応で内圧が高まるため)

・保険が効かない

 

まずはお口の状態を確認してからになります。

気になる方はお気軽にスタッフまでお申し付けください!(^^)!

歯をできるかぎり残す【マイクロエンド】


このようなことでお悩みの方はいませんか?

・根の病気が原因で抜歯が必要と診断を受けた方

・何度も根の治療を繰り返しているが治らない

・より精密な根管治療を希望される場合

・保険外の被せ物を入れることを検討されている方

 

当院ではマイクロエンドという、歯科用の顕微鏡(マイクロスコープ)を使って肉眼の約20倍拡大した状態で神経の治療をします。

 

従来の根の治療とのちがいは?

通常の根っこの治療では、根っこの中の状態を詳しく見ることができません。レントゲンや器具に頼り、手探りの状況で根っこの中の菌や汚染を除去していきます。

 

顕微鏡(マイクロスコープ)を用いた根っこの治療は、「見える治療」で根の汚染物や感染を除去していきます。汚染部を確実に取り除き、清潔かつ精密に根っこの治療を行うことができます。

 

また、ラバーダムを使用するため唾液からの感染も防ぐことができます。


症例紹介

こちらの患者さまは「前歯が痛い」という主訴で来院されました。

レントゲンを撮ったところ

 

このように根の先に病巣が見つかりました。(黒い影が病巣です)

これを放っておくと、膿の袋がどんどん肥大化し、歯槽骨を溶かして全身へ細菌が巡ります。

 

なるべく早く、確実な処置が必要です。

そこで、マイクロエンドのお話をし、治療を開始しました。

 

 

中がきれいになったのを確認後、根管の中はお薬で封鎖していきます。※根管治療回数3回

最終的なお薬は「MTAセメント」という保険診療では使うことができない材料を使用します

 

MTAセメント」は封鎖性と殺菌性に最も優れており、長期にわたり安定しています。

さらに、吸収されてしまった骨と歯を再生することもできます。

 

根の治療を終えてから3か月後の状態がこちらです。

根の病巣が治ってきて、周りの骨も再生してきています。

 

セラミックで被せ物を作り治療は終了になります。


メリット

・根の感染の再発率が低い

・少ない治療回数で済む

 

 

デメリット

・1回の治療時間が長い

・自費診療のため費用がかかる

 

料金

50,000円~90,000円(税抜き)

 

詳しくはこちらのページにもまとめてあります^^↓

https://miyatsu-dc.com/information/microscope/

 

歯を削らずに「すきっ歯」改善【ダイレクトボンディング(前歯部)】

こんにちは!

皆さまの中に「前歯のすきまをなくしたい」「以前治療した詰め物が変色するので綺麗にしたい」などのお悩みをお持ちの方はいらっしゃいますか?

 

今回は「ダイレクトボンディング(前歯部)」をご紹介させていただきます!

 

ダイレクトボンディングとは?

多種類の色調のレジンという材料をお口の中で直接歯に盛り足していき、天然歯のような美しい自然な色や形を再現できる修復治療です。

精度の高い上質な材料を用いて、丁寧かつ緻密な治療を施すことで長期にわたり安定した状態を維持することを目指します。

 

 

治療の流れ

 

こちらの患者さまは「前歯のすきまが気になる」という主訴で来院されました。

 

①型取り

歯の形を型取りし、ワックスで完成形のデザインを行います。

 

 

②治療

模型に沿ってレジンを丁寧に盛り足していき、完成しました!

 

自然な形態を再現でき、健康な歯の部分はほとんど削らずに治療を終えることができました。

 

メリット

・セラミックに比べ安価

・審美的に美しい仕上がりになる

・歯を削る量を最小限に抑えることができるため歯にやさしい

・欠けた場合もすぐに修理が可能

 

デメリット

・正しいブラッシングができていないと、二次的な虫歯ができてしまう。(定期的にメンテナンスが必要)

・セラミックやジルコニアに比べると摩耗しやすい。

・前歯2本同日に治療は難しいため1本ずつ治療をしなければならない

 

※前歯のすきまをうめるためには矯正治療を行ったほうがよい場合もあります。

まずはお口全体を検査し、患者さまに一番あう治療法で行っていくことが大切になります。

 

 

費用

自由診療:一歯27500〜38500円

 

Before

After

 

その他のダイレクトボンディングの症例もこちらにまとめていますのでぜひご覧になってください!

美しい仕上がりでしっかり噛める、【ダイレクトボンディング治療】

 

気になる方はお気軽にスタッフまでお申しつけください^^!

 

白い歯で自信の持てる口元に【オールセラミッククラウン】

こんにちは!

みなさまの中に前歯の被せ物が原因で見た目にコンプレックスを抱えている方はいらっしゃいませんか?

そのような方には是非お勧めしたい「オールセラミッククラウン」を今回はご紹介します。

 

オールセラミッククラウンとは

白い陶製の材料、セラミックだけで作った被せ物を「オールセラミッククラウン」といいます。

保険診療で使われる金属は一切含まれず、審美性と機能性を兼ね備えた被せ物です。

 

内側も外側も、すべてセラミックでできています。

天然の歯と違いがわからないくらい綺麗で長期的に安定しており、見た目だけではなく二次カリエスになりにくいことが大きなメリットです。

 


症例

こちらの患者さまは以前入れた被せ物の前歯の歯頚ライン(歯と歯ぐきの境目が接触する部分)が気になるという主訴でした。

この方の場合、ただ被せ物をやり替えればいいというわけにもいきません。

左上の歯を矯正で下に下げ、歯茎の形を整える手術をしました。

仮の歯を入れしばらく様子を見ました。

(仮歯を入れている状態)

 

少しずつ微調整をかけ最終的な被せ物が出来上がりました!

before

after

歯がきれいになったのはもちろんのこと、歯頚部の歯茎の色も赤紫から健康的な歯茎の色に変わっていますね。

 


 

メリット

・セラミックの中でも高品質なため見た目が美しい

・虫歯の再発が起こりにくい

・変色しにくい

・金属アレルギーの心配がない

 

デメリット

・保険外のため高額

 


 

料金

オールセラミッククラウン(前歯部)仮歯代込み

1本:143.000円

 

ご質問、お悩みなど、どんな小さいことでも丁寧にお答えしますのでお気軽にご質問ください(^^♪

目立ちにくく痛みの少ないマウスピース矯正【インビザライン】

こんにちは!

突然ですが皆さんの中にこんな悩みを持っている方はいませんか?

・歯並びを気にせず思い切り笑いたい

・周囲の人に気づかれずに歯並びを改善したい

・食事の際きちんと噛んで美味しく食べたい

・滑舌をよくしたい

 

そんな方にオススメなインビザラインという当院で行っている歯列矯正について今回はご紹介します!(^^)!

 

これまでの矯正治療では、金属製の装置やワイヤーを歯に固定させるという方法が多く行われてきました。

目立つ装置を長期間つけるということに抵抗を感じ、矯正治療に踏み出せない方も多かったのではないでしょうか。

当院では、目立つ装置に抵抗を感じる患者様のために、透明なマウスピースを使ったインビザラインという矯正治療をご提供しています!

 

インビザラインの特徴

①透明なマウスピースを使用。治療中も装置が目立ちません!

薄くて透明なマウスピースを装着し、歯を動かしていく治療方法です。

装置が目立ちにくいため、矯正治療を行っていることが周囲に気付かれにくく、口元を気にせず会話を楽しんでいただけます

 

②型取りによる不快感を軽減する口腔内スキャナーiTero(アイテロ)5Dを導入

従来のドロドロした粘土のような材料を入れる必要がないので、型取りで気持ち悪くなることがありません

 

③メンテナンスも簡単で、金属アレルギーの心配もありません!

マウスピース矯正は患者さんご自身の手でいつでも取り外しできることが大きな特徴のひとつです。装置の間に食べ物が詰まる心配がなく、治療中も普段通りの食事ができるほか、歯磨きもきちんとできるので、虫歯になるリスクも少ないです。

 


 

症例紹介

こちらの患者さまは矯正相談をしたいという主訴で来院されました。

歯並びの特徴としては

①八重歯(叢生)

②正中のズレ(上の歯の中心と、下の歯の中心が揃っていないこと)

約2年間の矯正をつい今月終えられました^ ^

八重歯もしっかりと収まっており、正中もきちんとそろっていますね

メリット

・ワイヤー矯正のように目立たない

・器具を外して歯磨きができるので衛生的

・痛みが少ない

・治療期間が短い(個人差があります)

 

デメリット

・1日の装着時間が長い

・装着中は飲食制限がある(装着中は基本的に水のみ)

・マウスピースの管理は患者さまご自身で管理していただくため付けない時間が多くなると歯は動かない


料金

インビザラインGo(前歯のみの部分矯正)  ¥440,000(税込)

インビザラインフル(全体矯正)  ¥770,000〜825000(税込)


良い歯並び・噛み合わせは歯を長持ちさせます。また、笑顔に自信が持てたり人前で話すことが恥ずかしくなくなったり精神的にもプラスの効果があります!

歯並びを良くすることは健康的な生活を送る上でとても大事なことです。

歯並びについて悩んでおられる方はぜひ一度ご気軽にご相談ください!(^^)!

 

インプラント・入れ歯ではできない「自分の歯を生かして補う」治療【歯牙移植】

こんにちは!

 

突然ですが『歯牙移植』という言葉をご存じですか?

移植と聞くと臓器移植などを思い浮かべる方が多いと思います。

 

歯科にも同じような歯牙移植という治療があるので今回はこちらについてご紹介します。

 

歯牙移植はとても繊細な手術を行うため歯牙移植をされない歯医者さんもあります。

当院では得意とする治療法なのでぜひ検討されてみてください。

 

歯牙移植とは

歯周病や虫歯などによって歯を失ってしまった場合、インプラントやブリッジ、入れ歯などを利用して人工的に歯を作ることはが一般的です。

これに対し、歯牙移植はこのような失われた歯の代わりに、自分の歯をドナー歯として移植する治療方法です。

 

人工的な歯を使うインプラントやブリッジ、入れ歯とは異なり、自分自身の歯を使って移植する歯牙移植には周囲の歯と同じ働きをしてくれるようになるという大きなメリットがあります。

 


 

歯牙移植のポイント

①親知らずが使える

ドナー歯には親知らずが利用されることが多くなっていますが、骨に埋まっている埋伏歯やかみ合わない第二大臼歯などが使われる場合もあります。しかし、この中で保険が適応されるのは親知らずを移植した場合のみです。

 

②インプラントとは異なる

虫歯や歯周病で失われた歯の治療というと、インプラントを思い浮かべる人も多いでしょう。インプラントというのは、人工の歯と繋がる人工の歯根を歯茎に埋め込む治療方法です。

 

歯牙移植では、歯根膜を残したまま歯を移植することで治療後は普通の歯と同じ噛み心地で物を食べられるようになります。

 


 

歯牙移植の流れ

こちらの患者さまは右下の銀歯が外れたという主訴で来院されました。

レントゲンを撮ってみると虫歯がかなり大きく広がっており保存が難しい状態でした。

歯牙移植のお話をしたところ希望されました。

STEP1 右下主訴の部分を抜歯

↓ 1ヶ月後

STEP2 左下の親知らずを抜歯

STEP3 1か月前に抜歯した右下に移植

STEP4 固定して歯と骨が生着するのを待つ

STEP5 根の治療 最終的な薬を根に詰め終わりました

STEP6 被せ物を入れる

 


 

歯牙移植ができる条件

・移植する歯が健康である

・抜歯した歯のサイズが移植先に収まる

・周りの歯肉が健康である

・ドナー歯がないと受けることができない

 


 

メリット

・歯根膜を残すので噛みごこちがとても良い

・保険適応可能

・ブリッジとは違い両隣の歯を削る必要がない

デメリット

・生着しない場合もある

・移植歯の神経は基本的に死んでしまう(移植後に根の治療が必要)

 


 

料金

保険適応

 


 

 

正しくブラッシングができていないと移植をしてもまた同じことを繰り返してしまいます。

そのためにも定期的なメンテナンスと正しいブラッシングを身につけましょう!

 

詳しくお話を聞きたい方はスタッフまでお尋ねください!(^^)!

大きな虫歯でも神経を守る【ステップワイズエキスカベーション】

こんにちは!

 

今回はステップワイズエキスカベーションという治療のご説明を行います。ステップワイズエキスカベーショとはなかなか聞き慣れない言葉かもしれません。

 

むし歯を全部取ってしまうと神経が見えてしまうほどの大きなむし歯は、神経まで抜かなければいけなくなってしまいます。

当院では神経をなるべく残せるように「ステップワイズエキスカベーション」という治療も行っています。

 

 

ステップワイズエキスカベーションとは?

ステップワイズとは「一歩ずつ、段階的に」という意味であり、むし歯を2段階または3段階以上のステップで取り除く方法です。

薬剤を置いて3〜6ヶ月間、虫歯の硬化を待ってから再度取り除いていきます。

 

なぜできるだけ神経を残したいのか

歯の神経(歯髄)には、神経の他に血管も通っていて歯に栄養を届ける重要な組織です。さらに痛みを伝える役割もしています。

つまり神経をとってしまうと、歯に栄養が届かなくなり痛みも感じなくなってしまい歯が割れたり欠けやすくなってしまいます。

神経をとった歯が抜歯になるリスクは、前歯では約3倍、奥歯では約8倍と言われています。

 

ステップワイズエキスカベーションの流れ

以前入れた詰め物の下でかなり大きな虫歯(二次カリエス)ができていました。

黄色の線で囲っているのが虫歯の部分です。(レントゲン画像)

 

STEP1 上の詰め物を外します。見た目ではむし歯が無いように見えますが...

 

STEP2 虫歯を取り除きます(虫歯の部分をわかりやすくするため青く染め出しています)

感染を起こさないために、ラバーダム防湿をしています。

 

STEP3歯髄真上にあるむし歯の上に薬を置き、蓋をします

 

STEP 5~6か月後、再び薬や蓋を取り除き、再度むし歯を取り除きます。再石灰化がうまくいけば、歯髄の保存が可能になります。

 

メリット

・神経を残せる確率が高い

・保険内診療なので自由診療に比べて安い

 

デメリット

・神経を残せない場合がある

・5~6か月後にまた再治療が必要

 


 

料金

保険適応

 


 

ご質問、お悩みなど、どんな小さいことでも丁寧にお答えしますのでお気軽にご質問ください(^^♪