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4月の診療日のお知らせ

だんだんと暖かくなって、桜も咲き始めましたね。

みなさんは、お花見には行かれましたか?

 

さて、4月の診療日についてお知らせです。

 

木曜日は通常休診日ですが、

4月26日(木)    診療

4月29日(土) 休診 となっています。

 

急なお痛みや症状がある方、メインテナンス希望の方など

お気軽にお電話をされてください。

 

ご理解とご協力の程、宜しくお願い申し上げます。

 

みやつ歯科口腔クリニック

 

 

大きな虫歯でも神経を守る【ステップワイズエキスカベーション】

こんにちは!

 

今回はステップワイズエキスカベーションという治療のご説明を行います。ステップワイズエキスカベーショとはなかなか聞き慣れない言葉かもしれません。

 

むし歯を全部取ってしまうと神経が見えてしまうほどの大きなむし歯は、神経まで抜かなければいけなくなってしまいます。

当院では神経をなるべく残せるように「ステップワイズエキスカベーション」という治療も行っています。

 

 

ステップワイズエキスカベーションとは?

ステップワイズとは「一歩ずつ、段階的に」という意味であり、むし歯を2段階または3段階以上のステップで取り除く方法です。

薬剤を置いて3〜6ヶ月間、虫歯の硬化を待ってから再度取り除いていきます。

 

なぜできるだけ神経を残したいのか

歯の神経(歯髄)には、神経の他に血管も通っていて歯に栄養を届ける重要な組織です。さらに痛みを伝える役割もしています。

つまり神経をとってしまうと、歯に栄養が届かなくなり痛みも感じなくなってしまい歯が割れたり欠けやすくなってしまいます。

神経をとった歯が抜歯になるリスクは、前歯では約3倍、奥歯では約8倍と言われています。

 

ステップワイズエキスカベーションの流れ

以前入れた詰め物の下でかなり大きな虫歯(二次カリエス)ができていました。

黄色の線で囲っているのが虫歯の部分です。(レントゲン画像)

 

STEP1 上の詰め物を外します。見た目ではむし歯が無いように見えますが...

 

STEP2 虫歯を取り除きます(虫歯の部分をわかりやすくするため青く染め出しています)

感染を起こさないために、ラバーダム防湿をしています。

 

STEP3歯髄真上にあるむし歯の上に薬を置き、蓋をします

 

STEP 5~6か月後、再び薬や蓋を取り除き、再度むし歯を取り除きます。再石灰化がうまくいけば、歯髄の保存が可能になります。

 

メリット

・神経を残せる確率が高い

・保険内診療なので自由診療に比べて安い

 

デメリット

・神経を残せない場合がある

・5~6か月後にまた再治療が必要

 


 

料金

保険適応

 


 

ご質問、お悩みなど、どんな小さいことでも丁寧にお答えしますのでお気軽にご質問ください(^^♪

 

 

歯肉移植術の勉強会に参加してきました

先日、iCEEDの小田師巳先生のセミナーに参加してきました。

 

歯肉移植 という言葉はあまり聞き慣れない言葉かと思いますが

天然の歯やインプラントの周囲に歯ぐきが足りない場合に、上顎から歯肉を採取して移植をする方法です。

なぜこの処置が必要かというと

歯ぐきの幅や厚みがたりないまま治療を進めてしまうと

・清掃性が悪い状態で長持ちしない被せ物が入ってしまう

・前歯など審美的なところの場合、不自然な状態で被せ物が出来上がってしまう

といった問題点があるため、それらを改善するために行います。

 

高度な技術を要する処置ですので、今後も研鑽に励み

技術の向上に努めたいと思います。

指しゃぶりをやめさせる絵本「ゆびたこ」

 

最近は暖かい日も続いてきて、春はすぐそこにまで近づいているような気がします。

今日は、キッズコーナーに追加した絵本のご紹介です。

 

ゆびたこ という絵本、ご存知でしょうか?

 

姪っ子ちゃんから

「弟の指しゃぶりが何をやってもやめれなかったんだけど、この本を読み聞かせしたら1日でやめたんだよ。」

と教えてくれて、初めてこの絵本を知りました。

私も読んでみると、おぉっとおそるおそるページをめくるときもありました!

 

苦いマニキュアや指にはめるものなど、いろいろな方法が調べると出てくるかと思います。

なかなかうまくいかない場合の1つの方法として絵本の読み聞かせも効果があるかもしれません。

 

赤ちゃんは生後2〜3ヶ月くらいになると、指しゃぶりや指吸いが始まります。

これは口や手指の成長発達に大切な行動で、手と目と口の協調運動になるので指しゃぶりをやめさせようとおしゃぶりに変えることはあまりおすすめしません。

3歳ぐらいになると手先が器用になり、おもちゃなどで遊ぶようになるので自然と指しゃぶりをやめる子が多くなります。

ですので、3歳ぐらいまでは指しゃぶりは口腔機能の発達や手指の成長のために必要なので自由にさせておいて、4歳の誕生日を迎えるころに指しゃぶりは最近どうかな?と意識してみられるといいと思います。

それ以降続いてしまうと、歯並びや発音に悪い影響が出始めます。

具体的には開咬、上顎前突になり、発音としてはサ行やタ行が聞き取りにくくなることがあります。

 

指しゃぶりが4歳以降でも続いてしまう原因には、

精神的ストレスなどの心理的要因も強く関与していると言われていますので、4歳以降だからと無理やりやめさせることはせずに

お子さんとやめた方がいい理由をお話しして納得させたり

努力している様子があればたくさん褒めてあげて、精神的な支えになってあげることが大切です。

最初にお話しした苦い味のマニキュアなどの便利なグッズで強制的に抑圧するのではなく

お子さんとスキンシップを図りながら心理的な不安を和らいであげてください^^

 

それでもどうしてもやめられない、というときは

この絵本を一度いっしょに読んでみられるといいかもしれません。

 

宮津