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大きな虫歯でも神経を守る【ステップワイズエキスカベーション】

こんにちは!

 

今回はステップワイズエキスカベーションという治療のご説明を行います。ステップワイズエキスカベーショとはなかなか聞き慣れない言葉かもしれません。

 

むし歯を全部取ってしまうと神経が見えてしまうほどの大きなむし歯は、神経まで抜かなければいけなくなってしまいます。

当院では神経をなるべく残せるように「ステップワイズエキスカベーション」という治療も行っています。

 

 

ステップワイズエキスカベーションとは?

ステップワイズとは「一歩ずつ、段階的に」という意味であり、むし歯を2段階または3段階以上のステップで取り除く方法です。

薬剤を置いて3〜6ヶ月間、虫歯の硬化を待ってから再度取り除いていきます。

 

なぜできるだけ神経を残したいのか

歯の神経(歯髄)には、神経の他に血管も通っていて歯に栄養を届ける重要な組織です。さらに痛みを伝える役割もしています。

つまり神経をとってしまうと、歯に栄養が届かなくなり痛みも感じなくなってしまい歯が割れたり欠けやすくなってしまいます。

神経をとった歯が抜歯になるリスクは、前歯では約3倍、奥歯では約8倍と言われています。

 

ステップワイズエキスカベーションの流れ

以前入れた詰め物の下でかなり大きな虫歯(二次カリエス)ができていました。

黄色の線で囲っているのが虫歯の部分です。(レントゲン画像)

 

STEP1 上の詰め物を外します。見た目ではむし歯が無いように見えますが...

 

STEP2 虫歯を取り除きます(虫歯の部分をわかりやすくするため青く染め出しています)

感染を起こさないために、ラバーダム防湿をしています。

 

STEP3歯髄真上にあるむし歯の上に薬を置き、蓋をします

 

STEP 5~6か月後、再び薬や蓋を取り除き、再度むし歯を取り除きます。再石灰化がうまくいけば、歯髄の保存が可能になります。

 

メリット

・神経を残せる確率が高い

・保険内診療なので自由診療に比べて安い

 

デメリット

・神経を残せない場合がある

・5~6か月後にまた再治療が必要

 


 

料金

保険適応

 


 

ご質問、お悩みなど、どんな小さいことでも丁寧にお答えしますのでお気軽にご質問ください(^^♪

 

 

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