- 歯のおはなし
歯がしみる それって知覚過敏かも?!
むし歯でもないのに…
●冷たい飲食物、甘い物がしみる
●歯に風が当たるとしみる
●歯磨きのときにしみる
こんな症状があったら、知覚過敏かもしれません
【知覚過敏の原因】
知覚過敏は、歯の表層(エナメル質)の内側にある象牙質が露出して起こります。
象牙質はエナメル質に比べてやわらかく、歯の神経のある内部に向かって
象牙細管と呼ばれる細い管が通っています。
歯みがきや温度、擦過、冷風などの刺激があると、
象牙細管内を満たしている内容液が移動し、
内部の神経を直接刺激することで痛みが生じます。
象牙質が露出する原因には、次のようなことがあげられます。
①かみ合わせの異常
②誤った歯磨き
③酸蝕症
④加齢
⑤歯周病の進行
(他にも歯の破折や歯石除去・ホワイトニング後に知覚過敏が出ることがあります。)
【知覚過敏の治療】
①知覚過敏用歯磨き粉の使用
②知覚過敏抑制材の塗布
③詰め物(充填)治療
④マウスピースの作製
しみ止めのお薬を塗るだけではなく
原因を見つけて、治療を行うことが大切です。
むし歯や歯が割れてきてしみている場合もあるため、
まずは歯科を受診して状態を確認してみましょう。