- 歯のおはなし
顎関節症の予防と改善のヒント
今日は「顎関節症」についてお話ししたいと思います。
顎関節症の症状は、・食べ物を噛むと顎や筋肉に痛みを感じる
・口を開け閉めするときに音がする
・口が大きく開かなくなった ・・・ などがあります。
顎関節症とはさまざまな要因が重なって起こる症状のことなので、
「原因はなんですか?」という患者さまからのご質問に対しては
以下のようなことが日常のなかに原因として隠れていないか問診をおこなっていきます。
日常生活の中で無意識の習慣が、顎関節に負担になっていることも多いのです。
・TCH(歯列接触癖)
ものを食べていないときでも、無意識に上下の歯が噛み合わせることが普通になっている人がいます。
これは筋肉や顎関節に負担となります。まずはご自分にTCHの習慣があることを認識することが第一歩です。
・歯ぎしり・くいしばり
無意識でおきる歯ぎしりはくいしばりは、顎の筋肉と関節に大きな負担をかけます。
筋肉にとっては休憩のない過酷な筋トレと同じ状態です。
・猫背や前傾姿勢、頰づえ
下顎は、頭の骨と筋肉によりぶら下がっていて振り子のように自然とバランスがとれる位置に収まります。
姿勢が悪いと、下顎は本来とは違うところにぶらさがり顎関節への負担となります。
スマートフォンを使っているとき前傾姿勢になっていませんか?
その他、猫背やうつ伏せ寝、頬づえなども負担になります。
・ストレス
ストレスは筋肉の緊張をまねき、TCHや歯ぎしり・くいしばりにつながります。
現代ではストレスのない生活は難しいので、ストレスを軽減させる習慣(適度な運動など)
を身につけることが大切です。深呼吸も効果的です。
長くなってしまいましたが、このようにさまざまや要因が重なって
顎の痛みとして現れていることがあります。
心当たりがある習慣からまずは改善していきましょう。
治療法などはお口の状態を確認してご説明いたします^^
マウスピースの作製も当院では行っていますので、ご相談してください。
みやつ歯科口腔クリニック